最近の話

子供の話

熱の話

先週は月曜から3日ほど発熱し、その間ほぼ牛乳しか喉を通らず、本格的な風邪となった。この冬は何度か風邪をひくことはあっても37.3度くらいでギリギリ耐えていた。この冬初めての発熱休園であった。 熱がなかなか下がらず、夜は解熱剤で下げて寝て、日中は熱があっても多少元気なので家で遊び、食べれていないのですぐ疲れて「ちんどいー」といって横になり、少し寝てはまた起きて遊び、を何度も繰り返した。 抱っこしてもふにゃふにゃというか芯が抜けた感じがして、喉が枯れて声も小さくて聞き取れないくらいしか出ず、なんともかわいそうであった。1週間ほど経つと大きなガラガラ声とともに起きてきてやっと安心した。

工夫の話

家に自分とは別の生命活動をしている何かがいるなーという感じはしていて面白いと思っていた。何かが寝たり起きたりミルク飲んだりウンチしたりしている。最近はまた別の感じがしていて、家に自分とは別の戦略的思考回路を持った生命体がいるなーという感じがする。「生命活動している何か」だったのが、いつの間にか「自律的に考えてる何か」に進化していて、これは説明が難しいが全く別物である。

  • 自律的に考えて何をしているかというと、どうやったら甘えられるかを日々考えている。歩けるのに抱っこをせがんだり、靴を自分で履けるのに履かしてもらいたがったり、お腹減ってないのにおやつを欲しがったりする。単に「だっこー」と言うだけだと抱っこしてもらえないので、様々な工夫をする。別の人に頼んでみたり、駄々こねてみたり、親を怒らせたり笑わせたりしたら甘えられるかもしれないと、あれこれ工夫する。
  • お風呂入りたくないので「もうお風呂はいった」などとあからさまな嘘をついたりする。牛乳をこぼしてしまって拭きたくないので「自分じゃない。パパがやった」など人のせいにしたりもする。
  • こうして子供なりに大変な努力を重ねるものの、残念ながら親からみるとあまりに見え透いているので、「歩けるでしょ、手をつなぐから歩いて」と冷たくあしらわれてしまう。
  • 3歳になるまでは、私としても要求はできるだけ何でも全部かなえてあげる、どれだけかなえてあげられるか勝負、みたいなところがあった。コミュニケーション手段が限られていて、銀河のの裏側からとぎれとぎれの通信を受信して、雑音交じりのデータを処理してみると「どうやらおやつが欲しいと言っているらしい、大至急おやつを用意!!」みたいなところがあった。知能がついてきて言葉の達者になると「あーはいはいおやつね、ご飯食べてからね」となってしまう。

私の話

3歳をすぎて、上のように子供の要求を全部飲む感じではなくなってきて、なるべく自分の軸がぶれないようにこれはOK, これはダメ、と瞬時瞬時に判断が必要になってきた。子供としても、私に言えば何でもやってくれてたのに、かなり態度が変わったように感じたと思う。いつでも私に甘えてきてたのに、「お前はいらん、あっちいって」みたいな態度も取るようになってきた。これも駆け引きなので、いちいち反応せず「あっそ」といって好きにさせるようにしている。そのたびにすこしチクチク心が痛む。いずれ来る子離れの第一歩かもしれない。

庭の話

今年もオステオスペルマムが咲き始めた。マンサクは去年の秋なぜか開花し、今年の春は咲いてない。マーガレットはもうすぐ。新芽を愛でたり、冬の間に枯れてしまったブルーベリーを片付けたりしている。