5月の気持ち

子供の話

  • 保育園いやいやが徐々に収まり、いやいやながらも登園してくれている。
  • 会話がさらに成り立つようになってきて、自分の気持ちを拙い2-3個の言葉で伝えてくれる「(擦りむいたところを指差して)ここ痛い」 「(散歩から帰りたくなくて)お家バイバイー」「(いつも見ている油圧ショベルがいなくなって)ガシャンガシャンいなーい」
  • 私と散歩に行くとすぐだっこをせがむ。だっこすると「がーんばれ、がーんばれ」と応援してくれる。
  • 思い返せば、この人は歩けるようになってからまだ半年しか経ってないんだなあ…
  • 階段は自分でよじ登れる。ベランダにある踏み台になりそうなものや、窓の手前の棚などを撤去して落下リスク回避に努めている。

私の話

  • 半年前から計画していたことだが、ロンドンに1週間出張する。子供をどうするか、検討に検討を重ねて、家族に預かってもらう段取りをした。 国内で1泊出張したことはあるが、子供が生まれてからこんなに長期で離れることは初めてだ。 今日の夜出発で、子供が今昼寝している間にようやく荷造りを終えて、これを書いている。忘れ物がないか不安でしょうがない。ここまで書いたところでパスポートをもう一度確認してきた。

  • 仕事で大きな国際学会に参加して発表する。 昨年、無理をして査読のある学会に初めて投稿したら、ラッキーパンチでアクセプトされ、会社的にも大きな成果と認められてしまったようだ。自分としてはまだまだ足りない部分が多く、突っ込まれたら倒れるしかないポイントが多々あると感じている。そこはしょうがない。発表して足りない点を指摘してもらってラッキーぐらいに考えよう。

  • 部署を異動してまだ2ヶ月だが、私が論文だ学会だ研究だと言っているので、すっかり研究畑の人間と認識されているようだ。おかげで好きに研究に時間が取れる利点も多少あるが、研究ばっかりしていて業務上の課題に立脚しない取組みに時間を割いているように見られている雰囲気をすでに感じる。それもしょうがない。私もこの部署の仕事の内容や課題やこれまでの経緯など、わかっていないことが多々あり、お互いの認識バイアスを通した会話になっているはずだ。都合よいバイアスは残しつつ、適度に真摯に時間をかけて対応していくことだ。

  • 今回の出張は月曜朝に現地着、金曜夜現地発で、観光に使える時間はない。現地の友人と時間が空いてれば会うくらいだ。色々迷ったがカメラも置いていくことにする。時間があればたぶん寝たほうがいいし、時差で眠れなければ論文を読もう。

  • 子供や家事としばらく離れてあるべき自分と向き合う機会になるだろうか。今後仕事をしていくにあたって、研究的な立ち回りで貢献できる部分も実はあるのではないかと思っている。仕事の内容によっては確実に動くとわかっている枯れた技術で確実に動くものを作ることが求められる場合もあるが(そしてそれが難しいことも多いが)、もうちょっと長期の目線で開発したいという場合は、今ないので作って動かしてみましょうということが必要なこともある。そういう課題に立脚した仕事を拾って飯の種にしていければ…