年の瀬2023

クリスマスから年越しまで一瞬で過ぎていった。体感2秒くらいだ。 去年は穏やかに過ごしたらしい。ほとんど覚えていないが。

冬休み - 最近の話

今年は年末のイベントをいろいろできたので、できるだけ記録しておこう。

2023/12/24 (日)

午前中、Rと子供は実家へ。ウクレレをご機嫌で弾かせてもらい、親指に水膨れができたらしい。

その間にミートソースを作っておき、夕食前にグラタン皿に入れてチーズをかけてオーブンに。 同時にホットケーキを焼いて絞るだけホイップを絞ってイチゴをのせる。(写真なし)

庭からローソンヒノキの鉢を持ってきて、切り紙で飾りつける。子供はキラキラの折り紙を見たとたん、全部ほしい!!となってなかなか切らせてくれなかった。

寝る前にピアノのおもちゃを一緒にひいたり、バイオリンのおもちゃをひかせてもらったり楽しんでいた。

2023/12/25 (月)

朝、電車の靴下のプレゼントでお出迎え。朝ご飯は昨日の残りのホットケーキ。 比較的ご機嫌で保育園に行っていただく。

2023/12/26 (火)

出社。仕事納めモードで片付けと事務連絡、18時ごろ退社。 帰りにスーパーで年越しの準備を買う。

2023/12/27 (水)

子供とRは祖父母と朝から一足先に観光に行く。私は在宅勤務。課のミーティングで一堂に集まり、年末の挨拶をリモートで済ませる。

17時終業。車で旅館へ。着いたら夕食と温泉。宿代を我々が出すかわりに、子供を祖父母に見てもらって私は羽を伸ばすという算段だ。 部屋での夕食で、子供は仲居さんにかわいがってもらい、卓の周りをぐるぐる歩きながら天ぷらや魚をほうばっていた。

2023/12/28 (木)

旅館のレクリエーションでサビキ釣り。レストランで昼食を食べて帰宅。子供が寝たのでカレーを作って晩飯にする。

2023/12/29(金)

午前中はRと子供と公園へ行ってラーメンを食べて帰る。Rが最近イライラを貯めており、小出しに爆発させている。食べながら口論になると子供が「いじわる言ったらだめだでー」と言ってくる。

実家にいとこ(4才)が来ているので遊んでもらいに行く。公園で棒を持って線路を書く。途中途中で駅を書いたりお店を書いてお店屋さんごっこを挟む。日没とともに帰宅し、晩飯を作ろうとしていると食べずに風呂も入らず寝てしまった。昼寝をしなかったし、体力を使い果たしたらしい。

2023/12/30 (土)

午前中はRと子供とショッピングセンターへ。Rがキャリーケースを物色する間、子供は売り物のキャリーケースをころころ押して遊ぶ。これを切り上げさせるとまたイヤイヤ爆発しそうだなーと思ってタイミングを図っていると、自分から「これ、ないないしたい」と言う。

昼寝の間、私は本棚に入りきらない本の整理。大事な教科書でも開く頻度の低いものはもう手放すことにし、廃棄/譲渡/売却に振り分ける。

昼寝から起きたころ、親戚の家に忘年会へ。小3の子がいて、優しく遊んでくれる。子供をよその子と遊ばせるときは、けんかになると相手を叩いてしまうことがあるので、いつも近くで待機して引きはがせる即応警戒態勢を取っているが、相手が大きくて配慮して遊んでくれると、目を離してもけんかにならないことに驚く。 乾杯の音頭をうちの子供がやることになった。みんなの注目が集まり、「かんぱーいっていうんやで」と耳打ちされ、照れて2-3秒固まった後、「ぴんこーん!!」。大人たちも「ぴんこーん!!」の乾杯で応じた。

2023/12/31(日)

Rと子供は実家へ。私は本の整理、部屋の片づけ、おせち作り。昼過ぎに寝たまま帰ってくる。 Rの不満をよくよく聞いていると、典型的なミッドイヤークライシスらしい。誰もが通る道。一気に通り過ぎるか、気づかないままゆっくり通り過ぎるかだ。 コーヒーとケーキを挟んで落ち着いて話す時間ができた。「人の寿命はみな80年。できることの量はほぼ同じ。何に振り分けるか、できたものをどう見せるかの違いでしかない。20代のころは何でもできる気がしたが、そうではないことが明らかになった。悲しい。」などの話をした。 夜はそばをすすり、お気に入りの蒸気機関車の録画を見て寝た。

2024/01/01(月)

朝はおせち。子供はあまり食べず納豆ご飯。

おせち2023
初詣をして実家で昼を食べて、帰りたくないとぐずる子供をつれて帰ってきて昼寝をさせて、私も寝て起きたのが今。

子供の話

電車

  • 私が駅のアナウンスのモノマネをしていたのをさらにモノマネしている
    • 「いちばんせんにー、しんかんせんがー、ぴゅんってー、くるのでー、のりましょー!!」(呼びかけ型でよいね)
    • 「いちばんせんにー、せんろがー、あめでー、ないのでー、どーしよー!!」(土砂災害だね...)
  • 始めて行ってみた図書館で電車の本がどこにあるか、司書さんに聞いてみることにした。一緒にカウンターまで行くと「でんしゃのおほんはー?」と大きい声で聞いていた。

    世界

  • 「かがみはー?」と言うので、手鏡を渡してみた。部屋を歩き回って、おもちゃの線路や毛布や靴を鏡に映して「いっしょだ!!」と興奮していた。洗面所の鏡に自分の姿が映ることは知っていたはずだが、持ち歩ける手鏡となるとまた違う発見がある。世界を発見している最中で申し訳ないと思いながら保育園に行く時間なので連れて行った。
  • 町を歩くとクリスマスの飾りが目に付き、「なんかあるなー、なんか」という。まずクリスマスの概念がないので「なんか」となるのだが、クリスマスの概念はツリーの特有の見た目やサンタクロースの物語だったりケーキの味やプレゼントの喜び、といったものからなる複合的な概念なので、なかなか説明が難しいよね…となった。

日記

朝、嫌がる子供をなだめたりすかしたりしつつ、保育園に送っていくと、「行きたくなったの?」と聞いてくる。これの意味するところは、「私は家でお前と遊びたい。そう何度も言ってるから伝わっているはずだし、お前も私と遊びたいと言っていたよな。それにもかかわらずお前は私を保育園に預けて仕事に行きたくなったのか?そうせざるを得ないなにがしかの事情があるのか?」という意味だったと思う。本当はそれに対して「そうなの。私仕事頑張ってくるから、あなたは保育園でがんばってて」ぐらいの答えをした方がよかったのだろうが、私はその時「会社から帰りにクリーニング屋に寄って帰る時間あるかな。自転車をあっちの駅においておけばワンチャンいけるか?いや晩飯の用意が何もないからスーパーいかんと無理だ。あー無理無理」というようなことを考えていたので、「うんうんそう。」ぐらいの答えにとどまっていたと思う。

そんなこんなで仕事をしていて、社内他部署に技術的なことをちょっと教えてくださいという打合せをしたところ、何も教えてもらえず、それどころか教えてほしければ金払え、ぐらいのことを言われて怒りゲージが振り切れてしまった。私は最近感情の振れ幅が大変小さく、喜びも悲しみも怒りもさざ波程度に抑えて日々を過ごしているので、それ基準でゲージが降り切れたといっても客観的には大したことなかったと思う。以前の私だったら「あーそっすか、じゃーいいっすわ。」と言ってTeamsの切断ボタンを押していたかもしれない。一応さようならを言ってから切った。

同僚にその話をしていると「珍しく怒ってますね」と言われた。後から私の怒りは正当なものだったか、向こうにも一理あったのだろうか、とかいろいろ考えてしまって、怒りの後処理に時間がかかる。もうずっと静かな波のない世界で暮らしたい。この社内に壁がある問題は社の組織構造に起因しているのだろうが、それを改善するのは私の仕事ではない。以前こういう壁に日々ぶつかる仕事をしていたのでわかるが、この壁を壊す作業は重要なのは間違いないが、一人の人間が割く労力に対して決して見合うものではない。今の会社はいい会社だし、恩もあるけど、最終的に潰れようが落ちぶれようが私にとってはどうでもいい。会社に期待してはいけない。給料を払ってくれたらあとは自分で勝手にやるし、払ってくれなくなったら他を探す。会社に給料以上の貢献をしようとしてはいけない(貢献するふりはするべき)。それに見合う見返りがあるとは限らない。見返りを求めない貢献は目の前の人にやるべき。

子供の話

想像力

  • 言語能力がすさまじく、下手すると親が話している内容はほぼ理解しているのではないかと感じるほど。蒸気機関車と砂場遊びとおやつに興味があるから、だいたい口から出てくるのはそれらに関連する言葉か、歌を歌うかで一日過ごしているが、聞かれているし理解されているというのをひしびし感じる。
  • 0歳児から長い付き合いのお気に入りの毛布たちのうち、一枚に人格が生じたらしく、時々それと会話している。ほかの毛布たちはほぼ眼中になく、寝ている間に親が掛けてくる邪魔な奴ら、くらいの扱いである。
  • 暗くなるとおばけが来るのを本気で信じている。確かに私も夜に近所の犬がなくと、「おばけ来てるのかな」とか言って煽ったのは否定しない。「おばけきちゃうからおうち帰る、寝る」など便利な使い方をしている。
  • 寝るときに布団で横になって会話「なんで夜になると暗いんかなー?、誰が電気消すん?」。部屋に二つ並んだ窓のうち片方に隣家の明かりが映っていて「こっち暗い、こっち消えてない、なんでかなー」
  • 「なんで雨降るん?なんで夜になると暗くなるん?」など、一言で答えられない質問が時々出てくるようになった。水蒸気が凝固とかち地球の自転がとか、そういうのは答えにならないことは分かるが、どう答えたものだろうか。答えよりも疑問に思うことと、それを解決するプロセスが大事なので、「なんでやろなー、お日様がいるときは明るいけどなー」と答えている。
  • おばけの一種なのか「こーしぇん」と「こきん」が周囲にいるらしい。「こーしぇんどこにいるん?」と聞くと、壁を指差すことが多いので、壁に張り付いているタイプのおばけらしい。

はっぴょうかい

  • 保育園の発表会で5歳児クラスと2歳児クラスの出し物を見させていただいた。2歳児たちは歩いているだけで可愛く、客席に親を見つけて手を振ったり、ピアノに合わせて歌ったり踊ったり歌わなかったり踊らなかったり思い思いに動いていた。一方5歳児クラスになるとしっかりした台本とセリフと芝居が与えられていて、出番を間違えてお友達に引っ張り戻されたり、セリフが出てこなくて固まったりしつつも、助け合ってしっかりと劇を成立させていた。今の2歳児のふわふわした可愛さはもう3年するとなくなる儚いものだということを思い知らされた。

日記

子供の話

  • 保育園から帰ってくると最近はもう暗いので、外遊びに飢えている様子。土日は両方クタクタになるまで公園で遊んでいただいた。
  • ボールを投げて追いかけたり、芝山を駆け上ったり下りたり、他の子のシャボン玉を欲しがったり、電車の運転士になり切って出発進行したり、パワーショベルになりきったり、コロコロ変わって忙しい。
  • 鳩が近づいてくると怖がったり、滑り台は一人で滑れなかったり、相変わらずビビり。
  • 本を読んでもらうのを楽しむというより、2冊の本をそれぞれ持って横で読むのが好きらしい。まだ物語の楽しさをあまりわかっていないので、文字を読んでもらうより絵を見て感想を言い合うのが楽しいらしい。園でもそのように遊んでいる。
  • 急にシンドバッドの本借りると言い出したので、図書館でシンドバッドの冒険を借りてきた。文字が多くて難しいかなと思ったが、ページをめくりながら話を超要約して読むと、断片的に理解したらしく、「海に落ちちゃうよー」とか「お舟待ってー」とか「鳥につかまって飛ぶのこわい」とか言っていた。
  • 電車の名前(はやぶさ、こまち、とか)を覚えているので、この流れでひらがなを覚えたりしないかと思って、公文のひらがな積み木を買ってみた。楽しく遊んではいる。ひらがなはまだ早いかもしれない。

私の話

  • 早起きチャレンジ
    • 「朝起きてコンビニまで歩いて行ってコーヒーを買う、成功したらついでにコンビニスイーツを買って食べてもよい」というルールでやっている。成功したりしなかったりしている。スイーツの報酬がかなりダイレクトに効くのでいいルールのような気がしている。
    • ついでに新聞を買って帰って読むことが多い。
    • スマート電球を目覚まし時計の代わりにしている。かなり効く。
    • 今思いついたが、コンビニ到着5:00までのルールにしようか。
  • 仕事
    • うまくいったりいかなかったりしている。
    • うまくいかないことがあるのはいいのだが、うまくいかなかったことの後処理をしないといけないのがつらい。
    • それは後処理をさっさと終わらせて次のことをやりたいという意欲の裏返しでもある。
    • ドーパミンかアドレナリンか知らないが意欲がわいてくると、ふとした瞬間に、今まで意欲的に取り組んで戦って討ち死にした案件の記憶がよみがえってくる。これは乗り越えないといけない谷だ。

日記

2023/11/23

勤労感謝の日で祝日。とはいえ保育園休みでワンオペとなると少しも休みではない。子供とバスと電車を乗り継いでお出かけする。 6時ごろ起きて朝食と掃除と荷造り、7時に起こして飯を食わせて着替えて8時に出掛ける。途中、実家にたち寄る。妹夫婦が来ており、見るたびに上の子はお姉さんになっているし、下の赤ちゃんは人間の形になっている。

行きの電車は空いている。車窓から貨物列車を見る。「みっつもいるー」(「みっつも」を「たくさん」くらいの意味で使っている)指をおって「ひとつふたつみっつよっつ…」と教えていると、向かいに座っているスーツのおじさんがほんわかと見守っている気がする。これからお仕事だろうか。

大きな公園についてコンビニでおやつとおにぎりを買い、ベンチで座って食べる。歩いて橋を渡ったり蒸気機関車のモニュメントを見る。大きな公園では隣接するホールでコンサートがあるらしく、グッズを身に着けた人たちが集まっていた。ラーメン屋台やスイーツ販売のイベントもあり、人が増えてくる。11時になると眠そうになり、帰路に就く。抱っこしとくから寝ていいよというが、「おうちかえってねんねしたい」という。

おいておいた荷物を回収しに、再び実家によって帰る。眠いとはいえ遊びたいので同じ本を何度もリピートして読む。絵本の文字を全部読むと退屈してページをめくってしまうが、ページの内容を要約して読むと、絵と見比べながらストーリーを追いかけている。14時ごろ昼寝。

部屋を片付けつつ読書。16時ごろ起きる。日が暮れるまでもう一度散歩して、冷凍のカレーを温めてご飯にする。寝るまで録画してある新幹線のドキュメンタリーを見る。NHK BSプレミアムで2004年に放送された欧州高速鉄道の特集番組の再放送である。ICEとかTGVとかを「ドイツのしんかんせんー、ヨーロッパのしんかんせんー」と言ってみている。この子にとって世界は家と公園と保育園とおばーちゃんちくらいしか知らないくせに、小野アナウンサーの「ヨーロッパ」の発音を聞き取って真似している。

私の最近の早起きチャレンジはいったん頓挫して再起動を図っている。子供より早く起きるところまではできるものの、朝の頭の回転がいい時間に生産的な活動をするというところまでいかない。怠惰にスマホを見て終わっている。せめて座って本を読むか散歩に行くところから始めたい。

訳: 詐欺師症候群を克服する21の確実な方法

前書き

なんだか疲れてしまって、仕事が手に付かなくなってしまいました。あれもこれもやらないといけないんだけど、フォルダを開いた瞬間「ああ無理…」となるのを朝から何度も繰り返しています。これはちょっと休んだ方がいいということで横になってみたものの寝れず、自分がいかに役に立たないかについて考えてしまいます。

そもそもなぜこうなったのかを考えてみます。最近疲れがたまっているところに、土日しっかり遊んで回復できず、そのまま月曜日に突入し、何とか今日(火曜日)の打合せに向けての進捗を出そうとゴリゴリやったものの、結局間に合いませんでした。今日の打ち合わせをスキップしてもらう連絡をしたところで、気持ちが切れてしまった感じがします。

こういう時、世のエンジニアたちはどうしてるんだろうかと検索したところ、21 Proven Ways To Overcome Impostor Syndrome という記事にたどり着きました。Impostor Syndrome(詐欺師症候群)とは、「自分は大して成果を出していないし、能力もない。今にも詐欺師であることがばれて怒られてしまう」と感じる傾向のことらしいです

(参考:Impostor Syndromeについて) qiita.com

このところの私の精神状態は確かにこれで説明できるかもしれない(実際最近大した成果を出していないんですが…いやこう感じること自体Impostor Syndromeなのか...)。このまま仕事をしても今日は何もできなそうなので、この記事を読んで訳を書いてみようと思います。

以下、ブロガーKyle Eschenroeder氏による記事の意訳、抄訳です startupbros.com

1. 肩の力を抜け

自分が詐欺師だと感じる時はたいてい、自分が実際よりも重要人物だと考えているときだ。自分が偽物だと感じるのは、実際には存在しない完璧さを追い求めていることに関係がある。過剰な自己期待を手放すことで、詐欺師症候群を軽減するのにかなり役立つ。

2. 自分の成功に自分が果たした役割を認めろ

自分が詐欺師だと感じるのは、「自分の成功を内部化できない」からだ。ほかの人よりたまたま運に恵まれていたから成功しただけで、そんな成功に何の価値もないと感じてしまう。(大富豪ロックフェラーの息子は何をしてもそう感じただろう。)

実際には、世の中の多くの人はどれだけ運に恵まれても何も成し遂げずに終わる。幸運はそれを受け止める準備のできていた人のところに来る。確かに運の良し悪しはあっただろうが、あなたが今の場所にたどり着いたのは、あなたが"No" と言うこともできた場面で"Yes"と言ったからだ。

3. 他者へのお役立ちに集中しろ

自分が詐欺師だと感じるのは自分の利益が気になるときだ。失敗したらみんな私を笑うだろう、とか、私は他の人より知識が足りない、とか、etc, etc...

一番手っ取り早く考えを切り替えるには、自分の利益から目を離して他の人を助けることに集中することだ。

4. 自分に良いことを言ってくれる人のファイルを作っておけ

私(Kyle)は自分の記事が役に立ったとwebに書いてくれている人を見るたびにスクリーンショットを取っている。これはとても良かった。自分が詐欺師かもしれないと思うたびに、この人たちの話を読み返す。

5. 他人と比較するのはやめろ

著名な作家、文筆家がブログをたくさん書いている。にもかかわらず私(Kyle)がブログを書いているのは、それでも書く価値があると思うからだ。他人と比較するといとも簡単に「あいつと比べて私の人生はうんこだ…」の罠に陥る。あなたは他人の人生を生きる必要はない。あなたは自分の人生を生きろ。Facebookを閉じろ。インスタを消せ。他人の素敵な経歴を読むのをやめろ。あなたは詐欺師ではない。あなたはあなた自身だ。

6. 自分を偽るな

ねじれた傲慢さが詐欺師症候群を引き起こすことがあり、それは(たいてい無意識に)自分には制御不能な巨大な力があると思い込んでいることだ。あるいは、自分は変人だと思っていることかもしれない。人は間違いなく自分にしかできない価値を提供することができる。できるのだが、そこまで特異な価値ではないのだ。もう一度言うが、肩の力を抜け。そこまであなたは変人ではない。

やってみよう

30分ほど、自分の一番特異な点を書き出してみよう。誰にも見せてはいけない。変わった信念、ひどい考え、人に隠していることを書いてみる。紙に並んだこれらを見ても何か変わるわけではないが、外部化することで客観的に見ることができる。

7. 全部ビジネス/実験だと思え

試しに製品を売ってみて、売れたら続けるし、売れなかったらやめるだけ。売れなかったら失敗にこだわらずさっさと次を試す。ちょっと実験してみてるだけ。この考えで行くと自由にものを創れるようになる。

8. 「ちょっと詐欺師症候群なんで…」と言え

言うとちょっとましになる。

9. 忘れるな:失敗するのは悪ではない

最高のバスケットボール選手でもシュートを外す。どんなトレーダーも損をする。失敗はゲームの一部だから避けられない。失敗を喜ぶわけではないが、失敗したからと言ってあなたが役立たずと言うわけではない。

10. ここはあなたの場所

“Nobody Belongs Here More Than You” という本があって読んでないが、タイトルは良い。自分がゲームに参加してはいけないような気がする時もあるが、考えてみれば人はどうせいつか死ぬ。それまでに一時的にいろんな居場所を経由するだけだ。 人は受け入れることができる。他者と自分を。消去法的にではなく、自分がこの場所を望んで選び取ったと思えれば(同時に、他の人も同様にこの場所を選んだと思えれば)、他人とより強いつながりを感じることができるだろう。

11. 遠慮は周りのためにならない

自分がもっとつよつよだったら…とか自分は力不足で…とか考えている間に、周りのやる気が下がっていく。謙虚な態度は、あなたの力を求めている人たちをがっかりさせる。

みんな何もわからないままやっている。あなたが提供できる一番の貢献は、わからないまま前に踏み出すことだ。それが周りのみんなを前に進ませることになる。

12. あなたはいつか死ぬ

自分には無理だと思ってやらなかったことを、死ぬ間際になって後悔したいか?おそらくその時の自分が力不足だという考えを払い去りたいと思うだろう。後になってしまってからそれはできないが、今はできる。

13. 連続意識筆記

上でも似たような方法を述べたが、今度は特に目的なく30分書き続けてみよう。ペンを止めてはいけない。書くことがなければ、書くことがないと書く。これで自分の中の詐欺師症候群を白日の下にさらすことができる。

14. 何ができるかを言う

誰かを「専門家」に仕立て上げることがよくある。仕立て上げられた人は何でも知っている前提で何でも聞かれる。しかし、人は何でも知っていることはできないので、知りもしないことを聞かれて困ってしまう。そういう状況になったら、知らないことではなく、知っていることを代わりに答える。聞き手はそれであなたが今答えを持っていないが、いつか答えを見つけてくれるだろうと思って十分満足する。完璧な答えはなかったが、それに十分近いところにいると思ってくれる。

15. あなたのやっていることを100%理解する人はいない

ほとんどのスタートアップは倒産する。何が起こるか100%わかっていればそんなことにはならない。

世界は、たくさんの人々が試行錯誤して失敗して、たまに成功した結果でできている。次どうなるか知っている人はいない。何人かは不確実性の中でプレイするし、しない人もいる。あなたがうまくいくかわからないことをやってみるのは詐欺ではない。あなたはヒーローだ。

16. 動き続けろ

詐欺師症候群は動き続けている限り生存できない。動き続けることは、あなたが詐欺師でないことを証明する。

17. 変わり続けろ

あなたの考えは、新しい情報に接するたびに変わる。身体的にも生活習慣に応じて変わる。よりよく変わろうとし続ければより良くなる。

18. 一貫性なんてない

相手によって話し方、話す内容を変えることは普通のことだ。詐欺師症候群はあなたがうそつきだとか、一貫性がないとか言うかもしれないが、じゃあ一貫性とは?そんなものはない。

19. 肩書きではなく中身を見ろ

「専門家」とは、周りの人がそのように呼ぶことに決めたんだ、ということしか意味しない。「PhD」は普通の人より長く大学に通ってごく狭い領域について深い知識を得たということしか意味しない。肩書きで自分を判断するな。肩書きを身に着けたとしても詐欺師症候群は治りはしない。

20. 「いま私、詐欺師みたいだ」と言える人をみつけろ

誰かに言えることは大きな助けになる。一緒に笑ってくれる人ならなおさらだ。

21. 嘘も方便

嘘笑いでも笑顔を作ってみたら気分が良くなることもある。

あなたが赤ちゃんだった時、歩こうとしては転んだが、歩けないのに歩こうとしてみるのは詐欺だったか? シリコンバレーは、たぶんうまくいかないと思われたことに挑戦してみた人たちが築いた。そういう人たちに、そしてあなたに、挑戦し続けてもらわないといけない。詐欺師のような気がしようがしまいがに関わらず。


以上 (英語難しいな...かなりの意訳です)